ミニマリスト妻VS溜め込みがち夫【円満に暮らす片付けのコツ】
夫が(妻が)物が捨てられなくて困っているんです。
夫の(妻の)コレクションしている物が溜まってきて困ってるんです。
こんなお悩みはありませんか?
先日、知り合いの方に、これを記事にしてほしい!とリクエストいただきまして
素晴らしいサムネイルですね!
リクエストくださった方に作っていただきました(^^)
そうなんです、家族と片付けに対する温度差にお悩みの方は少なくありません。
実は私も数年前までは片付けが苦手でした。
しかし片付けを勉強し、片付けを仕事にするようになり家を片付け始めた頃、まさにこのような悩みがありました。
悩みというよりは、
せっかく家を綺麗にしたのに散らかしやがって!とか、それ、要らないでしょ!捨てちゃえばいいのに!
と、かつての自分もそうだったくせに(笑)
家が片付きはじめると、夫や子どもの散らかす行為などが浮き彫りになってきて、気になってしまったんですね。
しかし、今は片付けが原因で夫や子どもにイライラする事はなくなりました。
ということで、今回の記事は、どちらかというと片付けが得意、もしくは捨てるのが得意だけど、
家族が物を減らしてくれないという方向けの記事になります。
溜め込みがち夫とミニマリスト妻が円満に暮らすコツを以下の順でお話していきます。
- そもそもあなたは何故、物を減らしたいのか?
- 他人と一緒に暮らすということ
- あなたがすぐにできるアクションプラン
※ちなみに私はミニマリストではありませんが物を減らす事に関しては同意見かなと思います。
そもそも何故、物を減らしたいのか?
物を減らす理由はなんだと思いますか?
おそらく色々な答えがあると思います。
家がスッキリするから、という理由から、
無駄な物を徹底的に減らして自分を変えたい!という人生に直結するような理由まで様々だと思います。
その様々な理由に一貫して言える事があります。
物=暮らしと密接な関係があることから、物を減らす理由の根底には暮らしを良くしたいという事がありますよね。
あなたが物を減らす理由には
暮らしを良くする為ということが根底にある事を決して忘れずに読み進めてみてくださいね。
ちなみに物を減らすと何がいいのか?合わせて読みたい記事はこちら
他人と一緒に暮らすということ
他人と一緒に暮らす上で意識したいことは2つあります。
- あなたとあなた以外の人は全く違うという事
- 大切なコトを大切にする事
あなたとあなた以外の人は全く違うという事
当たり前の事なんですが、いったいどういう事かというと・・・
他人と一緒に暮らす × 暮らしを良くしたい = ???
こんな計算式があったとしたら、答えは何だと思いますか?
答えに正解はありませんが、
まず、絶対に入らない答えとしては
自分の思う通りに相手をコントロールする
これだけは絶対に入りません。
なぜこんな事を言うのかといいますと、片付けに対する温度や物を減らせる力は人それぞれで、本当に違います。
これは、実際に150人以上のお客様と一緒にお片付けをしてきて本当に思うことです。
これはたくさん捨てられるけど、これは捨てるのが苦手、という物もあったり、
そもそも全ての物を捨てることが苦手な人もいらっしゃいます。
また、どのくらい部屋が綺麗であってほしいかという願望も、男性と女性、または大人と子ども、それに性格によってもかなり誤差があります。
目の前の楽しいことが最優先の子どもと、キレイ好きでいつでも片付けたいママでは全く違いますよね。
もちろん、物に対する執着や思い入れなども本当に人それぞれです。
そして、何をどのくらい持っていたらいいのか?などは、その家に何人住んでいるのかによって違いますし、
何をどのくらい持っていたいのか?という物の数や、その物自体も本当に人それぞれです。
それこそ人生においての優先順位も人それぞれ違います。
それは血のつながった家族であっても夫婦であっても皆さん違います。
そうです、あなたとあなた以外の人は全く違う人間であるのが当たり前で、
これは片付けにも言える事なのです。
大切なコトを大切にする事
あなたには、何か大切にしている物やコトはありますか?
それは必ずしも周りの全ての人が共感してくれる物やコトですか?
きっと、全ての人が納得で共感できる物やコトはないはずですよね。
人それぞれ考え方などが違うのですから。
だいぶ以前、
私と主人が一緒にクローゼットの片付けをしていた時にこんな物が出てきたんです。
カビがはえたサッカーシューズです。
それは、主人が高校生の時にずっと部活で履いていた物です。
もうサッカーをやる機会もないとのこと、しかもカビも生えている。
20年以上前の物で劣化もしている。
そして、主人自身ももう履くことはないと言っている。
私からしたらどう考えても捨てるべき物にしか見えませんでした。
私自身も高校生の時部活をしていましたが、その時の物は一切残っていませんし。
「これ要らないよね?」と、主人に聞いたらなんと「必要でしょ」というのです。
思い出がたくさんつまっているからだそうです。
確かに高校の時、部活頑張ってたもんね(主人とは同じ高校で同級生でした)と内心思い出しました。
だったらちゃんと保管せー!というのは心にしまっておきましたが(笑)
サッカーシューズは綺麗に拭いて保管してあります。
何が言いたいのかというと、物には、その所有者にしか分からない気持ちが入っているという事です。
どのくらい好きな物なのか、どのくらい思い入れがある物なのか、それはその物の持ち主にしかわからないという事です。
そして、一緒に住んでいる人が大切にしている物は大切にしたいですよね。
それはこちらからしたら、その物を大切にするというよりは、相手の気持ちを大切にする事と同じことですものね。
まあ、私も比較的物は多くない方ではありますが、きっと主人に理解されていない物も持っているかな~と思います。
こんな物とか(笑)
主人は「またそんな物買ってきて~」と、笑っています。
お互い様ということもありますね(笑)
ここまで色々お話してきましたが、要するに、
こちらからみて、それ、要らないでしょ?とか、
それ、もっと減らせるでしょ?と思ってしまいがちですが、それはあくまでもこちら側の基準であって、
それを相手に押し付けてはいけませんよ、というお話でした。
でも、これでは、あなただけが我慢をしなければならないような感じになってしまっていますね。
でも安心してください、そうではありません。
ということで、では、どうしたらよいのか?というお話をしていきますね!
あなたがすぐにできるアクションプラン
あなたにしてほしいアクションプランは以下です。
- 家族を巻き込む
- 折り合いをつける
- 自分専用スペースを作る(※)
- ルールと枠を決める
家族を巻き込む
家族はチームです。
片付けが得意な人もいれば苦手な人もいます。
家の環境を良くするのは皆さんの持ち物だけではなく人間関係もです。
もしもあなたが片付けが得意ならば、あなたがリーダーです。
家族に片付けの誘いをしたい時、もしくは、物を減らしてほしい時は、こんな声がけをしてみましょう。
みんなで家を良くしていこう!
どんな部屋にしたい?
どんな暮らしがしたい?
何が優先?
何が大切?
相手の声を聞いてみよう。
それと同時に、自分の希望も相手に伝えてみよう。
そこで大切なのは、まず、物をどうするのか?や、物を減らすのか、ではなく、みんながどうしたいのか?です。
折り合いをつける
片付けが苦手な人(物を減らすのが苦手な人)はどこまで協力ができて、そして
片付けが得意な人(物を減らすのが得意な人)はどこまで妥協ができるかを考えます。
ここで大切なポイントは、その家はみんなが過ごす場所であって、一人暮らしをしているわけではないという事です。
同じ屋根の下に住む者同士、気持ちよく過ごしたいですものね。
自分専用スペースを作る(※)
これは自分の分もそうですが相手の分もです。
好きに使ってもいい空間を作ってあげましょう。
それは引き出し1つでもいいですし、棚のここからここまでという感じでもいいです。
ゆとりがあればちょっとした収納スペース1つ分でもいいですね。
どんな風に使っても何を入れてもOKな空間です。
※こちらに関しては作ってもいいし、作らなくてもいいかな?とは思います。
ご家族で片付けをしていく上であったほうがいいかもしれない?と思ったら是非つくってみてくださいね。
ちなみに我が家にはあります。
ルールと枠を決める
最後に、ルールを決めてみましょう。
ルールは、片付けが苦手な人でも守れるルールです。
ちなみに我が家はかなりざっくりとしたルールを設けています。
リビングという家族の共有スペースの床にだけは物は置かない事。
これだけです。
もうひとつはルールとも言えますが「枠」を決めてみることです。
これ以上は持たないと決める「枠」です。
なぜそんな枠を決めるのかというと、家の中にある収納スペースには上限があるからです。
つまり、そもそも収納スペースという枠があるからです。
その中で何にどのくらいスペースを分け与えていくか?を考えていくことが大切です。
それを考えた上で上記の自分専用スペースの大きさも考えていきます。
例えば、私で言いますと紅茶が好きなのでついつい美味しそうな紅茶を見ると買ってしまいたくなります。
しかし買いたい時に買いたい分を買っていては、紅茶がどんどん増えてしまいますよね。
それを防止するべく「枠」を決めるのです。
この箱は我が家の「飲み物系」が入っている箱です。
この箱がいっぱいの時は買いたい紅茶を我慢します。
このような「枠」管理は色々な物に有効です。
ここまでは持ってもOKという枠を決めます。
それは、家の収納の広さから、どのくらいそれを持ってもいいのか?
ということをご家族でお話してみてくださいね。
そして、その枠を超えないように管理していきます。
枠いっぱいになったら、1つ買ったら1つは手放す。
そうしていかないと、物はどんどん増え続けてしまいますものね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
片付けをする事や物を減らす事、その根本的な理由を考えますと、暮らしを良くするという事なので
それが原因で家族の仲が悪くなってしまうのは本質からズレてしまいますよね。
人それぞれ持ちたい物も量も違うので、そこは一緒に住んでいる大切な人と折り合いをつけて暮らしていきたいですね。
また、片付けは相手に強要をしなければ伝染します。
まずは、気持ちの良いものなのだと自分が体感する事が大切です。
皆様が気持ちよく過ごす事ができますように。
冒頭でのサムネイルを作り記事をリクエストくださったのは
お部屋がとっても綺麗で美しい収納のおかっぱミユキさん。
そんなおかっぱさんおすすめのハンガーだそうです。
これ、よさそうですね。
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ということで実際のお片付けの様子の動画を何本か配信しましたので、
よかったら参考にしてお片付けしてみてくださいませ。
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